これからの動画コンテンツ活用に向けて考えるべき2つの課題
「動画コンテンツ制作 × 動画広告プラットフォーム”VISM”活用セミナー」
セミナー概要:
そこで価値のある「コンテンツ」としての動画の作り方・活用方法を様々な観点からご紹介するセミナーを開催いたしました。当日は100名を超えるお客様にご来場いただきました。ご参加ありがとうございました。
開催日:2018年7月10日 @ネクシィーズセミナールーム
セミナー内容:「動画コンテンツ制作 × 動画広告プラットフォーム”VISM”活用セミナー」
登壇者:株式会社サムシングファン 代表取締役 薮本 直樹氏
株式会社オムニバス VISM Div.マネジャー 岩井 亮
動画を作ることよりも”使う”ことに意味を持たせる
今、注目を集めている動画ですが、いざ動画をビジネスに活用したいと思ったときに何から始めればよいのでしょうか?
まず動画を作るということに目が向きがちですが、本当に大切なことは「コミュニケーション課題の発見」です。ターゲットとしたいユーザーにはどんなメッセージが刺さるのか、ターゲットとしたユーザーは今どんなメディアに集まっているのかなど、課題について仮説を立て動画活用の戦略を練ることがサムシングファンの仕事です。お客様のヒアリング→リサーチ→プランニング→制作 このようなフェーズを経て戦略を練っていきます。課題によって動画コンテンツの活用法も使い分けた提案をすることもあります。つまり企業戦略やブランド戦略の課題に応じて動画コンテンツを使い分け、さらに広告配信・効果検証などを重ねていく時代に変化しているのです。
動画広告市場の拡大と負の側面
動画広告市場は成長を続けています。近年ではSNSなど身近なメディアでも動画広告を取り入れていることも拡大の要因と考えます。しかし、動画を視聴するユーザーが増えれば増えるほどネガティブな要素が出てくることも事実です。近年では一方的な強制視聴に伴う不快感や配信結果の不正などデジタル広告の負の側面が注目され始めました。加えてヨーロッパでのGDPR施行、日本でもクッキー法による個人情報の規制がなされこれまでのようにWEB広告の利点である特定の人をターゲティングすることが困難になる可能性が出てきました。今後はまさにそういった「広告というフォーマットの課題」を見つめなおす必要性を感じています。
強制的な広告表示によってブランドイメージが低下してしまう、いわゆるブランド毀損の問題があります。どれだけユーザーとのコミュニケーション課題を考えたうえでのコンテンツでも、適切な届け方をできなければブランドイメージはむしろ低下してしまうリスクを抱えているのです。
まとめ:動画活用への2つの課題
このように近年市場の拡大している動画広告ですが、まずは制作においてはユーザーとのコミュニケーション課題を解決するということが重要で制作後の活用を見据えて戦略を立てる必要があります。そうして制作した動画ですが、広告の抱えるフォーマット課題を見直しユーザーに適切に届けることでブランドのイメージを守りつつその動画を拡散することができます。